名古屋鉄道 1700系
Nagoya Railroad - Series"1700"
1700系は、全車特別車だった1600系を組み換えて登場した一部特別車の特急型車両。
1600系増備完了後の施策変更により全車特別車は2000系のみとすることになり、2008年に1600系の岐阜方2両を豊橋方へ方向転換した上で新造した一般車と組み合わせて、一部特別車編成1700系へと組み換えられた。新造した一般車は2200系増備車の一般車と外装、内装ともにまったく同じもので、2200系との車番の重複を避けるために2330番台とされている。ちなみに1700系にされなかった豊橋方先頭車は、機器を新造した一般車やEL120形に譲って10年足らずの人生に幕を閉じた。
形式こそ1700系とされたものの外装以外では特段の手は加えられず、2000系/2200系の明るい色のに対してシックな茶色のシートで揃えられた車内は往時の名鉄特急の雰囲気を漂わせる。"2代目パノラマスーパー"だったが、愛称は改造時に消された。特別車の再編により編成が分裂してしまった例は、奇しくも先代のパノラマスーパーだった1000系と同じ人生をたどっている。デビュー当時は2000系/2200系同様のブラックフェイスに純白のボディがまぶしかったが、塗装変更時に2200系とは違い1600系時代を思わせる前面の塗装となり、パノラマスーパー時代のシャープな印象をまた垣間見ることができる。
名古屋鉄道1700系
編成表とお手入れ内容
1701 1651 2431 2481 2381 2331
1703 1653 2433 2483 2383 2333
1700系旧塗装は床下機器の編成による違いを再現できるようにパーツを別付けにした、グリーンマックスらしいギミックの意欲作。
1600系はこのとき既に発売していたはずだが前面の処理がそれとは違い、黒い部分は一体のガラスパーツとなっている。ボディと前面窓+貫通扉の構成だった1600系とはボディの金型を変えているようだ。中間車に関しては変えようもないので同一金型と思われる。前照灯は3連式で、普段はあまり使わない中央の1灯が光らないのは賛否がわかれるところ。前照灯は白色LED、尾灯は赤色LEDなので油性マジックなどで電球色に近づけてあげるとよい。グリーンマックスとしてはめずらしく特殊なプリズムを用いてスカート部の標識灯/尾灯を点灯できるようにしているので標識灯は緑の油性マジックで塗ってあげるとよい。もちろんライトユニットをはずしてから塗るのが基本だが、うちにいる個体はライトユニットが外れなくて非常に苦戦したので無理はしないほうがいいかもしれない。
パンタグラフはTOMIXのC-PS27Nに換装した。いかにも東海型のホーンはなんとかしてやりたい。
丸栄百貨店イベント限定品として初出してから1年。満を持して一般流通品として登場した完成品。1703編成がプロトタイプ。
ブラックフェイスが一体成型だった旧塗装に対し新塗装は1600系の金型を利用しているようで、前面の処理がボディと前面窓+貫通扉の構成に戻った。またそのガラスパーツをはずしてあげるとライトユニットにはヘッドマークを冠することができるモールドが現れる。丸栄限定品からライトユニットが電球色に変更されており、この場合はそのまま旧塗装の手法でスカート部の標識灯プリズムを緑色にしても電球色に光ってしまうため、ここでは旧塗装同様に前照灯が白色LEDとなるものと交換して旧塗装の手法をとった。
パンタグラフはグリーンマックス製のままだが、同じ金型でも最近のは非常に立ち上がりがよいのでしばらくはこのままでいこうと思う。
一般車部分にあたる2330番台。特徴的な配置のセミクロスシートも含めて2300番台と変わらない。
1700系・2200系でそれぞれ新塗装、旧塗装がこれまで製品化されてきたが、一般車側に関しての変更は一切ないので、変更点といえば印刷とシャーシが新型になったくらい。あと側面窓のUVカットガラス表現がすこし濃い目になったような気がする。前面中央の貫通扉風表現にある窓ガラスのマジックミラー表現は、実車通り2200系増備車などに見られる内側からの処理方法となっている。1700系も同様の処理なので特に手を加える必要はない。
名古屋鉄道1700系
随時更新!フォトギャラリー