名古屋鉄道 EL120形

Nagoya Railroad - Series"EL120"


 2014年に72年ぶりに新製投入された最新型電気機関車。

 東芝製品で12mという小さい体のおかげもあり"EH800形のBトレインショーティ"などと言われることもしばしば。 小さい体ながら一般の旅客用電車と同等の性能になっている。最高速度は100km/hだがギア比などは牽引力重視となっていて、旅客列車の本数の多い名鉄でも営業中に貨物列車の運用ができるようになった。このEL120形2両の投入によって旧型の電気機関車6両が廃車となるなど、事業用車運用の効率化に貢献している。性能重視はもちろんだがファンサービス(?)も忘れておらず、ミュージックホーンも備えていて通過時やイベント時などに鳴動させられるようになっている。ちなみにミュージックホーンの装置は1600系からの流用品のよう。

 模型ではグリーンマックスが2017年に初の電気機関車製品化と銘打って満を持して発売された。モーターからシャフトへの伝達方法がゴムベルト方式だったりと温故知新なできあがりが特徴な製品。グリーンマックスらしく床下機器と台車枠は取り外し可能なので、他の小型電気機関車へのバリエーション展開が期待できる。

 

EL120形

編成表とお手入れ内容

121   122

 ボディの銀帯を光沢感再現のためにホットスタンプにするという力の入れ用もあって非常によい仕上がりのEL120形。グリーンマックスの近年の完成品はあまり手を加える必要がなくなったのは嬉しいやら悲しいやら。かといって満点ってわけでもないのでディテールアップを中心に。

 定番のパンタグラフにはTOMIXのC-PS27Nを。313系用に日本車輌が用意した型で、シューの形だけはJR東海オリジナルだがアームと架台は名鉄で現用のシングルアーム型と同型なのでディテールアップに効果的。また各所には色差しをした。

 実車のヘッドライトにはHIDを採用しているようだが、グリーンマックスは前照灯のガラスパーツにモールドをしただけの表現にとどまった。そこでそのまわりを黒色で塗ることで解決することにした。腰部のガラスパーツは上の写真の通りうまくいったが、上部のガラスパーツは不思議な彫刻がされていてHID風にすることができなかった。

 

 カプラーはダミーカプラーを改造して使用している。ダミーカプラーは接着されている胴受を取ると首を振るようになるという不思議な仕様で、連結器本体もバリを削ればグリーンマックスのナックルカプラーと連結できる。ほかではTNカプラーやKATOのナックルカプラーに交換する作例も見られるが、面倒なのでこのまま連結できるように工作した。作り方はKATOカプラーをTNカプラーと連結させるためにする王道であり伝統の工作と同じ。なのでここでは深く取り上げないが、簡単に言うとTNカプラー側のツメを受け止めるためのくぼみを作ればOK。TNカプラーとの連結はすこしキツめなので調節してあげよう。

 


EL120形

お供"ホキ80形"

 

 

 

 

 

 

 

チキ10形を追加してページを独立させました。

名鉄の"ホキ"と"チキ"


EL120形

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