名古屋鉄道 5000系

Nagoya Railroad - Series"5000"


 2004年登場の名鉄ECBシリーズ最新型...によく似た機器流用の新造車。

 あるときの名鉄の方針転換により、全車特別車は"ミュースカイ"のみとし、他の特別車は必ず一般車と編成内で混結させ"一部特別車"として運用することになった。その憂き目に遭ったのが"パノラマスーパー"1000系の全車特別車編成で、もうすでに2200系が登場していた中であえて1000系を一部特別車編成にするわけにもいかず、15編成があぶれてしまった。中には1997年製の車両も残っていたため、3300系同様のボディを新造し機器を流用した一般車5000系が誕生した。ステンレスボディながら流用品の2ハンドルマスコンやひし形パンタグラフなどを搭載し、界磁チョッパの音を響かせて名鉄各線を奔走する姿は1000系を彷彿とさせる。

 この5000系もグリーンマックスからは漏れず製品化されている。流用元により台車のバリエーションが2種類あるが両方とも製品化されており、全編成を再現することができるであろう。たぶん3300系の前面金型を差し替えただけなので、ステンレスボディの仕上がりは良好。ただ前面帯の印刷がイマイチなのが玉に瑕(後述)。

 

名古屋鉄道 5000系

編成表とお手入れ内容

   1次車 5004   5054   5154   5104 [準急|新可児]

 

 5000系は見た目は最新型でも中身はパノラマスーパー。増結できる相手は5000系か1000系列より古い車両で、定期運用では5000系同士以外はないが、舞木検査場からの出場車両の返却や各務原線の航空祭増発などには定期の5000系運用に1800系や1380系を増結させたことがあるようだ。また逆も然り。さらに回送などでは5300系や5700系とも増結させてまとめて回送することがあるらしい。"パノラマカー"7000系とも理論上は増結することができた。実車は5000系と交代で引退しており、両者が同時に存在した期間もあったが併結したことはないようである。5000系はステンレスボディと一昔前の名鉄パノラマ車体をつないで楽しめる味わい深い車両なのだ。

 やっぱりTOMIXの7000系用カプラー(JC0380)は造型が気に入らないので、さなえファインテック型M式密自連カプラーを採用した。設計が共通なので当然だが、5000系は3300系などと同様の仕上がりになるので上記ページを参考にしてもらうとよい。もともと実感的な位置にカプラーがくるのでいいのだが、増結相手の1000系列は前面部の長さのせいでだいぶ奥まるので、写真の通り併結するとエライことになる。試運転列車としてレンタルレイアウト店で走行させたが、いちおう干渉も脱線もすることなく1周回って帰ってきてくれた。

 

 ライトユニットには運転台らしきモールドがあるので、実車に則してダークグレーにしてある。ガンダムマーカーのグレーで塗っただけ。乗務員室仕切は3300系列と同様のものが使えるが、PCで描画したデータが消えてしまったので現状はなにもしていない。

 異常なまでに接写をしてしまっているので通常見るときと比べれば極端かもしれないが、前面帯のユレがひどい。下辺はたわんでいるし、ひとつ上の写真でもよくわかるが角の部分はくぼんでいる。"グリーンマックスらしさ"と言ってしまえばそれまでだが、ボディはしっかり3300系列との差が作り分けられているなど仕上がりが良いだけにすこし残念なポイントである。前面窓左上の車番はインレタ表現だが、説明書通りに転写すると実車より上めになる。わたしの技量のせいかもしれないけれど。

 

 

5000系

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