名鉄の"ホキ"と"チキ"

Nagoya Railroad - "Hopper car 80" & "Flatcar 10"

 名古屋鉄道では、砕石(バラスト)とレールを保守用機械ではなく車籍を有する貨車により輸送している(令和3年現在)。

 特に私鉄線では保守機械などによる輸送に切り替える会社が多い中、新型機関車を開発してまで工臨列車という形態で実施している貴重な例である。その新型機関車EL120形もグリーンマックスから製品化されているし、せっかく旅客列車をたくさん保有しているならアクセントとして並べておくのも悪くないだろうということで、簡単に工作した記録。

ホキ80形・チキ10形

編成表

ホキ80形

81    82    84

チキ10

11    12    13    14



ホキ80形

Nagoya Railroad - "Hopper car series 80"

 実車は元国鉄→JR東海ホキ800形。2001年に譲受した。7両が名鉄入りしホキ81~ホキ87となり、普段は3両ずつ犬山と豊明の両検車区に配置されている。あとの1両(ホキ87)は瀬戸線用として喜多山検車区に配置されていたが、尾張旭検車区への移転の際に廃車となった。

 ここでは同型であるTOMIXのホキ800形をベースに、ホキ80形に合わせて表記類の書き換えと手すりとはしごの白塗りを行った。実車は名鉄入り後しばらくしてから台車が交換されているようで、細部までこだわると見た目が多少異なるようだが、電気機関車のアクセサリとして製作した側面が大きいので、ここは雰囲気重視でそのままとした。手すりやはしごは非常に細いパーツとなっており、塗装の際に折らないように注意が必要。

 通常はEL+ホキ3両+ELのプッシュプル方式で運用される。バラストを積載させてもおもしろいかもしれないが、ギッチリ積むと結構な量になるし、意外とEL120形に牽引力がないので要注意。

チキ10形

Nagoya Railroad - "Flatcar series 10"

 実車は元国鉄コキ1000形。1993年に4両が名鉄入りしチキ11~チキ14となり、番号順に4両が組成されて普段は大江駅に常駐している。

 TOMIXから発売されているチキ7000形をベースに、EL120形より前の電気機関車で採用されていた青色塗装(メイテツブルー)を塗り、レール搬入用クレーンを取り付けた。青色はMr.カラーの”キャラクターブルー”を使用。クレーンはグリーンマックスのストラクチャー製品”保線区車両”から拝借した。とにかく雰囲気重視で、種車にチキ7000形を使用したおかげで同スケールでの全長は実車より短くなってしまった。またコキ1000形改造でレール締結装置を備えているチキ10形にはない、荷崩れを防止するための柵柱を装着できるステーが側面に並んでいるなど差異がとても多い。何度も言うがとにかく雰囲気重視だ。だとすればそもそも種車をチキ形にこだわる必要も無いのは作ってから思った。

 通常はEL+チキ4両+ELのプッシュプル方式で運用される。ホキ80形同様積み荷を載せてもおもしろいかもしれないが、こちらも同様に意外とEL120形に牽引力がないので要注意。


名鉄の"ホキ"と"チキ"

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