3000系 Series"3000"

 3000系は1977年の鶴舞線開業時に用意した20m級4扉の車両。登場時は4両だったが、犬山線との直通開始時に6両へと組み替えられた。

 コルゲートボディが輝く通勤型車両は1970年代当時技術が確立し大量投入をしていた東急電鉄8000系・8500系に続くものになったが、前面窓がパノラミックウィンドウになっていたり側面窓上の幕板が広くなっていたりなどオリジナリティも非常に出ていて、似て非なるものとなっている。当時名鉄では6000系電車を同年に登場させており、パノラミックウィンドウや広い幕板は6000系など名鉄車両の影響も受けているともいわれている。もっとも計画段階から名鉄線との直通はあったため、統一したデザインを目指したとも言える。

 先述の通り1993年の上小田井開業・犬山線相互直通運転開始にあわせ、4両編成を前後2両ごとに崩し他の4両編成に挟むという手法で6両編成化が実施された。もともと3000系は[31**]-[32**]-[37**]-[38**]と3~6の4両を欠番とした8両編成の構成で付番されていたが、1993年は後継の3050系を新製することで3000系の組み換えを行った。余剰が出たが、新製する3050系を4両にしておいてそこに挟むことで1つの編成とした。

 

 

 やっと?のことで量産品として製品化されたこの形式。東急8000系・8500系、東武9000系などを製品化してきたTOMYTECから現行仕様が6両セットで発売された。中間部に挟まる先頭車は実車同様に運転台が撤去され灯具類が鉄板で塞がれた状態が再現された。また運番表示器は別パーツにされ乗務員室側にはめられており取り外すことができるようになっていて、運番の変更も容易だ。屋根板が先頭車と中間車が共通で交換もできたので、パンタ車の位置を変えて製品とは逆向きに中間車が挟まれた編成も再現している。


 

名古屋市営地下鉄鶴舞線のなかまたち The vehicle of Nagoya City Subway Tsurumai Line.

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3000系

 

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